長男がお兄ちゃんになってきた話し
私、パードレにはタロー(3歳)、ジロー(1歳)の2人の子供がいます。
ジローが生まれた時は、奥様にべったりなタローが、奥様をとられたと思って嫉妬すると心配していました。
家族として認めない
実際、ジローが生まれた直後、タローはジローを家族とし認めなかったです。
家に遊びにきた子猫でもみるような感覚でジローと触れ合っていました。
2,3ヶ月が経つとタローはジローに対して、「あっちにいって」「タローが抱っこしてもらうの」とジローに対してジェラシーをむき出しにして奥様の取り合いです。
俗にいう赤ちゃん返りみたいなことはなかったですが、ジローが生まれる前まではタローの好きなタイミングで奥様やパードレに抱っこして貰えたのに、タローからすれば急に抱っこをしてもらえなくなったわけですから、ジェラシーむき出しになりますよね。
当時奥様とも話しあい、上の子ファースト(優先)で動こうと決めました。
当時まだ2歳のタロー。わがまま真っ盛りです。突然現れたエイリアン(ジロー)に自分の居場所を取られてしまったら、当然ジローの事を嫌いになってします。
それは奥様とパードレがもっとも望まないことです。
家族が家族のことを嫌いにならず仲良くしてほしい。それがパードレの家の方針です。
家族が会話をしないとすごくツライ
パードレには実の弟がいます。
今でこそ会えば会話しますが、思春期から十数年弟と一言も会話をした事がありませんでした。
原因は、弟がパードレの事を嫌いだからです。それも小学生になる前に弟にいじめをしていた時期がありました。両親の離婚等でバタバタしてこともあり、当時を思い出すとなぜそんなことをしたか思い出せないほどです。しかし確実に覚えているのは、家で兄弟のたのしい会話の記憶がほとんどないということです。
奥様の家は、パードレの実家とは真逆で兄弟が非常に仲が良いです。
今でも一緒にライブに行ったりするくらいです。それが普通なのかもしれませんが、私、パードレとしては、その普通をタロー、ジローに与えてあげたいと心の底から願っています。
友人の中には、兄弟だけお酒を飲みに行くと聞いたりします。パードレと実の弟では考えられない状況です。
タローとジローが20歳を過ぎ、お酒を飲めるようになったらそんな兄弟になって欲しいとその話しを聞いたとき思いました。
上の子ファーストの期限
話しがそれてしまいましたが、ともあれジローが生まれた当時、タローがジェラシーを感じていた事は事実です。ジローへのジェラシーが無くなくように上の子ファーストを実践してきました。
奥様と話しあって決めた結果、ジローが1歳になるくらいまでは続けようと決めました。
なぜ1歳までか。
ジローが色々と判断が出来るようになり、ジローがタローの対してジェラシーを感じるかもしれないと考えたからです。
今回の上の子ファーストの目的は、兄弟に仲良くなってほしいという目的があり、ジローがタローのことを嫌いになってしまっても意味がありません。
あと期限を付けておかないとズルズルとそのままになってしまいそうだったので、なんとなく期限を設定しました。
上の子ファースト(優先)の効果
嬉しい誤算で、上の子ファーストの効果は思いのか早く表れてくれました。
ジローが6ヶ月になるくらいには、タローはガマンを覚えてくれたのです。
「ジローの授乳が終われば、抱っこしてもらえる。」「タローのことも忘れられてない。」タローの心境はこんな風だったのかもしれません。
約6ヶ月、上の子ファーストを実施した結果、タロー自身も自分の方が優先されている事を理解したみたいです。
ジローが泣いているときや、授乳のタイミングというのはどうしてもジローが優先になってしまいましたが、タローがジローを泣かす、奥様から遠ざけるといった行為は全くなくなりました。
下の子の面倒をみるようになった
さらに嬉しいことに、ジローが1歳になる頃にはタローがジローの面倒をみるようになってきました。
面倒をみるといっても、タローがジローに対して、「大丈夫?」「これが欲しいの?」など会話をするようになったのです。
タロー!かわいい!
これはタローのみの成長が原因ではなく、ジローの成長も大きく起因してる思います。ジローがもの事の判断をするようになり、YES、NOを意思表示することが出来るようになった為、タローとジローの会話が成立するようになったことがタローの中では面白いのだと思います。
長男がお兄ちゃんになってきた
結果論になってしまいますが、上の子ファーストは、かなり効果的だったと思います。タローもまだ3歳。まだまだジローに対して怒ったり、ケンカは当然します。
父親として奥様から聞いたエピソードで、非常にうれしかったのは、他の家の子(4人ほど)とタロー、ジローが遊んでいるとき、ジローが他の家の子に吹っ飛ばされて
泣いてしまった事があったそうです。
その時、奥様よりも早く駆けつけて、ジローに「大丈夫?」と声をかけ、頭をよしよししていたそうです。タロー、かっこよすぎる!
そのエピソードを聞いた時、タローはジローの事を家族として認めてくれたんだと感じれました。
そんな風にタローがなったのも、上の子ファーストを努力して続けてくれた奥様の愛情のおかげです。
今日の幸せポイント
家族の愛がまた別にの家族に連鎖する。